内定獲得はゴールではなく、スタートへの入り口。
このフェーズでは「条件の確認」「円満な退職」が肝になります。
30代ともなると、給与・役職・勤務地など条件の重要度も増し、退職も現職への影響を考慮しながら慎重に進める必要があります。
ここでは【内定・退職】に関する重要ステップを6つに分けて詳しく解説します!
目次
1. 内定承諾前に確認すべきことリスト
内定が出たらすぐ承諾!…はNG。
後悔を防ぐために、事前チェックは必須です。
▼確認ポイント:
- 雇用形態(正社員・契約社員など)
- 年収・賞与・昇給の有無
- 勤務地・転勤の可能性
- 残業時間の実態とみなし残業制度
- 試用期間とその条件
口頭だけでなく、書面で確認するのが鉄則です!
2. 年収アップ交渉のタイミングと切り出し方
「この条件では転職の意味がない…」と思ったら、交渉も視野に。
▼タイミング:
- 内定通知後〜承諾前がベストタイミング
- 勇気がいるが、ここを逃すと交渉は難しい
▼切り出し方の例: 「いただいた条件について、ぜひ前向きに検討したいのですが、年収面で○○万円程度のご相談は可能でしょうか?」
無理に押すのではなく、“相談スタンス”がポイントです。
3. 内定辞退ってしても大丈夫?丁寧な断り方
複数内定の末、辞退せざるを得ない場面も。
▼辞退のマナー:
- なるべく早く伝える(内定承諾前が理想)
- 電話で伝えた上で、メールでもお礼+辞退連絡
- 理由は簡潔に「他社に決めた」でOK(詳細は不要)
礼儀正しく断れば、企業側も理解してくれます。
4. 内定条件交渉|年収やポジションの妥協は必要?
交渉しても希望通りにならない場合、どこまで妥協すべきか。
▼考え方:
- 「年収」よりも「成長環境」や「働き方」で判断するのもアリ
- 「1年後に再交渉可能」など将来性があれば妥協も選択肢
- 条件交渉が通らない=会社の柔軟性のなさ、という見方もできる
譲れない条件と、妥協できる条件を自分の中で整理しておくと判断がブレません。
5. 円満退職をするためのスケジュールとマナー
現職との別れは、次の職場への“印象”にもつながります。
▼スケジュールの例(1ヶ月以上前が理想):
- 退職意向表明(直属の上司に口頭で)
- 退職願の提出
- 引き継ぎ計画の作成
- 社内への挨拶
▼マナーのポイント:
- 不満をぶちまけない
- 感謝の気持ちを伝える
- 最後までプロとしての責任を果たす
円満に退職できれば、将来の人脈にもつながります。
6. 有給消化や引き継ぎ…退職前にやるべきことリスト
退職までに抜け漏れなく準備しておくと、スムーズです。
▼チェックリスト:
- 有給休暇の残日数確認&消化スケジュール相談
- 業務引き継ぎ資料の作成
- 会社貸与物(PC・社員証など)の返却
- 社会保険・税金関連の手続き確認
- 転職先の入社準備(書類・提出物・通勤経路など)
準備を整えた状態で最終出勤日を迎えると、自分自身も気持ちよく次に進めます。
まとめ:内定後も「選択の連続」。納得と感謝を大切に
30代の転職は「交渉力」も試されます。
条件交渉、退職対応、次の準備…一つひとつ丁寧に対応してこそ、理想の転職が実現します。