転職して時間に余裕ができたら、次は副業です。
理由は本業だけではFIREは遠いからです。
副業を取り入れることで資産を作るスピードを加速させます。
お金以外にも、副業は自信や新しい価値観を与えてくれます。
そんな素晴らしい副業ですが、いざ始めるにはハードルが高く感じられます。
こういうとき、人はやらない理由を探してしまいます。
- 子育てと本業で手一杯
- 副業で失敗したくない
- 何から始めればいいかわからない
でもFIREしたい
時間がない、怖い、やり方がわからない
この【副業大全】がフォローします。
【副業大全】では、30代サラリーマンが
「時間の作り方」
「リスクの少ない副業」
「それぞれの副業の始め方」
など継続・拡大していくまでの「全ステップ」を以下にわけて網羅しました。
- 【準備編】副業を始める前に絶対に押さえるべきこと
- 【実践編】未経験からでも月5万円を目指せる副業ジャンルと戦略
- 【税金編】知らないと危険!副業と税金・確定申告の基本
読んで、実践していけば、FIREに近づいていきます。
むしろ、「本業+副業+投資」でしか、FIREは現実になりません。
- 自宅でできる
- パソコンでできる
- 時間に融通が利く
- 低予算でできる
これだけあれば、ハードルはかなり下がります。
転職して時間を確保できた今こそ、副業を始める絶好のタイミングです。
あとは、小さく始めるだけです。
【準備編】副業の前に知っておくこと
副業は将来への備えだけでなく、スキルアップや本業への相乗効果、価値観が合う人とのつながりなどたくさんのものを与えてくれます。
- 自信
- 所得
- 将来への備え
- スキル
- 本業への相乗効果
- 経営者としての考え方
- 価値観が合う人とのつながり
- 自由
しかし、準備不足や方向性が間違ったまま始めてしまうと、時間や労力を無駄にしてしまう可能性もあります。
まずは副業を始める前に必ず押さえておきたいこと、スタート準備、副業のジャンルなどを紹介をします。
30代からでも始めるべき3つの理由
30代はキャリアの分岐点。副業を始めることで以下のようなメリットがあります。
- 収入源を増やしてFIREに近づける
- 本業で得られない経験を得られる
- 好きなことを仕事にできる
副業を経験するかしないかでは、将来が大きく変わります。
副業OK?NG?会社の就業規則
副業がバレて処分された。
なんてことがないように、必ず就業規則をチェックしてください。
- 副業禁止の会社は処分のリスクあり
- 「申告制」「承認制」の会社もある
- 公務員は副業禁止(一部を除く)
- 安易な考えで人事部に確認しない
へたに会社に確認することで、うしろ指をさされたり、嫌がらせをされたりと、やぶへびになってしまうリスクがあるので、安易に聞くことはおすすめしません。
確認すること、副業をすることは最終的に自己の責任においておこなう必要があります。
特に公務員は法律に違反してしまう場合があるので注意してください。
バレないようにこっそりやるのではなく、ルールを把握した上でリスクを管理することが大切です。
家族がおこなっている事業を無償で手伝いすることは副業に該当しない場合があります。
ほかにも副業バレついてに以下の記事にまとめました。

また、「普通徴収」にしていても、人為的なミスでバレるケースもあるので注意が必要です。

副業ジャンルと特徴
副業にはいくつかタイプがあります。
- スキル系
Webライター
Webデザイン
動画編集
プログラミング - 販売系
せどり
ハンドメイド
ネットショップ - 情報発信系
ブログ・アフィリエイト
YouTube
SNS運用
自分の強み・やりたいこと・使える時間に合わせて選ぶのが長く続けることにつながります。
まずは1つに絞って、始めるのがコツです。
並行していろいろやると、時間も労力も分散して結果的に挫折しやすくなります。
はじめる前に知っておきたい副業で失敗する人
副業を始めたものの「思ったより稼げない」「続かない」と感じる30代は少なくありません。この記事では、副業で失敗しやすい30代の共通点を5つに整理。やる気や時間だけで突っ走る前に、ありがちな落とし穴を把握しておくことで、後悔のないスタートが切れます。準備編として必読の内容です。

副業で失敗しないようにこれからどんどん準備していきましょう。
副業時間の確保
副業をするうえで「時間がない」は最大の敵。
とはいえ、それを言い訳にして何もしないのでは未来は変わりません。
- 朝30分早く起きて時間をつくる
- 通勤時間や昼休みを活用する
- スマホ・テレビ時間を副業に換える
- 休日の使い方を変える
- 家族との時間バランスを取る
- 家事代行を頼んでみる
週に5〜10時間程度からでもスタートできます。継続していくことが大事です。
しかし、無理をすると仕事や家庭、体調に支障が出ることがあるため、「できる範囲から始める」ことが大切です。
稼げるまで時間がかかる
副業には「学習→実践→収益化」というステップがあり、すぐに稼げるものは少数派です。
ライティングや動画編集、せどりなどもトライ&エラーを繰り返しながら学習していくので、初月から稼げないのはむしろ普通のことです。
特にブログなどは収益が出るまで6ヶ月〜1年はかかるのが一般的。
本業でさえ、一人前になるために何年もかかるのに、どうして副業ですぐに結果が出せようか?です。
「すぐに月10万円」などの甘い言葉に流されず、本業と同じようにスキルの積み上げが必要だと認識しましょう。
焦らず、コツコツ続けられる副業こそ、長期的な成果を生みます。
継続するため工夫
副業は「継続力」が命。最初はうまくいかないことも多いですが、次のような工夫で乗り越えます。
- 「やりたいこと×得意なこと」を選ぶ
- 習慣化する(21日以上続けてやってみる)
- 同じ副業ジャンルの仲間を作る
- 小さなゴールを設定する
- 目的を明確にする
副業を始める前に必ず自分に問いかけてほしいのが、「何のために副業をするのか?」です。
副業で稼いで投資に回してFIREする
です。
そのために作っています。
小さく始める
副業初心者におすすめなのは
「初期コストをかけすぎないこと」
- 無料のクラウドソーシングで案件を探す
- noteやブログで“書く練習”を始める
- YouTube動画をあるもので撮影してみる
今あるスマホとパソコンだけで、できることがたくさんあります。
小さく始めて、継続する。
副業に必要な環境整備
環境が整っていないと、そもそも始められません。最低限これだけは用意します。
- ノートパソコン
- ネット回線
- 作業スペース(机・椅子)
形から入りたい人は以下の記事を参考にしてください。

副業専用の銀行口座・クレカを作る
副業を始めるなら、銀行口座とクレジットカードをプライベートと必ず分けておきます。
プライベートと一緒にしてしまうと、帳簿付けや確定申告のときに地獄を見ます。
副業専用の銀行口座やクレジットカードを持つことで、収支管理がラクになり、確定申告がスムーズに完了します。(ほんとうに)
- プライベートと副業の支出を分けられる
- 青色申告の帳簿づけがスムーズに
- 経費の見落としを防げる
副業が本格化する前に、土台づくりをしておきます。
SNSは強力な武器になる
副業を成長させたいなら「発信」は必須。
SNSやブログを活用すれば
- 認知してもらえる
- 仕事の受注に繋がる
(実績アピールの場になる) - ファンや仲間ができる
- 将来の独立やキャリア転換に有利
SNSは持たざる者の資産と呼ばれています。
契約・報酬受取時の注意点
副業では
「契約書」や
「支払いトラブル」
にも注意が必要です。
個人は企業と比べて甘く見られがちなところがあります。
仕事を納品したのに振り込みがない。
などの事例が多くあります。
- 業務委託契約の内容は必ず確認
(納品物、報酬、納期など) - 支払方法や期日、振込確認み必須
- クラウドソーシングで評価システムを活用
個人で仕事を受けるなら、簡易的でも契約書は交わしておきたいです。
所得が出たら税金が発生する
副業で年間20万円以上の所得がある場合は、確定申告が必要です。
知らずに放置していると、後から追徴課税されることもあります。
副業を始めるなら
- 所得の種類(雑所得・事業所得など)
- 帳簿付け
- 節税
- 確定申告のタイミング
※副業バレを防ぐために「住民税の普通徴収を選ぶ」ことも重要な対策です。
【準備編】まとめ
副業は準備で8割が決まる。
「とりあえず始めてみる」ではなく、「準備してから始める」ことで、長く続けられる副業になります。
就業規則、時間管理、目的の明確化、環境整備など少しずつ整えることで、安心して一歩を踏み出せます。
【実践編】では、実際の副業の選び方や進め方について、さらに具体的なステップを紹介します。
【実践編】副業ジャンル別 攻略法
副業を始める準備ができたら実践です。
とは言っても
「何をやればいいのかわからない」
「未経験でもできるのか」
30代サラリーマンにとって未経験のハードルは高いです。
ぼくもそうでした。
【実践編】では、未経験からでも月5万円〜を目指せる副業ジャンルを紹介します。
それぞれの始め方・収益化のコツ・成長ステップを解説します。
30代サラリーマンにおすすめ副業
副業初心者のサラリーマンには、リスクが低く、始めやすい副業がおすすめです。
ここでは「始めやすく続けやすい副業」の特徴と、具体的な職種を紹介します。
おすすめ副業の4つの特徴
- 自宅でできる
- パソコン1台で始められる
- 時間の融通が利く
- 初期費用が少ない(低予算)
- ブログ・アフィリエイト
- Webライティング
- 動画編集
- YouTube
- せどり(物販)
- スキル販売
- プログラミング
プログラミングは元々スキルがある方におすすめですが、初心者の方にはおすすめしません。
それぞれの副業について、以下で詳しく解説していきます。
1. ブログ・アフィリエイト
パソコン1台&低コストで始められる定番副業。
ブログは自分の体験や知識を記事にして、広告収入を得る方法です。書いた記事が資産になり、後からも収益を生み出す「ストック型」の特徴があります。最初はなかなか稼げませんが、コツコツ記事を書いていけば不労所得にもなるポテンシャルがあります。

2. Webライティング
文章が好きな人にぴったり。すぐに収入が発生しやすい。
クラウドソーシングで仕事を受けながら、記事を書く仕事です。専門スキルがなくても始められ、コツコツ書いていけば評価が上がり、報酬単価もアップ。副業の第一歩として最適です。

3. 動画編集
YouTubeの成長で需要拡大しています。
動画編集ソフトを使って、YouTuberや企業の動画を編集する仕事です。最初は練習から始めて、実績を作り、案件を受けることで収入につながります。
4. YouTube
自分の発信が収入になる、夢のある副業。
動画を投稿して広告収入や案件収益を得る副業です。顔出し不要なチャンネルでも始められ、スマホと無料アプリがあれば始められます。
5. せどり(物販)
すぐに現金化したい人に最適。初心者にもやさしい。
不用品をメルカリなどで販売するところから始め、商品を仕入れて再販するビジネスです。即金性が高く、行動すればすぐに結果が出るのが特徴。仕入れや在庫管理には注意が必要です。
6. スキル販売
「得意」をお金に変える、自由度の高い副業。
イラスト作成や相談サービス、資料作成など、自分のスキルや知識を商品として提供する働き方です。ココナラやスキルシェアサービスを通じて、自分の経験を活かした仕事ができます。
7. プログラミング
手に職をつけたい人におすすめ。将来性抜群です。
Web制作やアプリ開発など、IT分野の副業です。最初の学習には年単位の時間がかかりますが、一度スキルを身につけると高単価な仕事が受けられます。継続的に稼げるようになる可能性も高めです。

【実践編】まとめ
得意や興味がお金に変わるのはほんとうに良いことです。
どの副業も「自分に合ったやり方」を見つければ、30代からでもしっかり稼げる可能性があります。
最初は収益よりも、継続しやすいジャンルかどうかを重視するのがいいです。
【税金編】では、副業をする上で絶対に避けて通れない「副業と税金の話」について詳しく解説していきます。
【税金編】お金・税金・確定申告
副業で所得が発生した瞬間から、避けて通れないのが「税金」の話。
「確定申告って何?」
「いくら稼いだら申告が必要?」
30代副業サラリーマンが最初につまずきやすいポイントを、税金大全でも解説しましたがサラッとおさらいします。
副業での税金をしっかり学びたい方は税金大全へどうぞ

副業したら税金はどうなる?
サラリーマンの副業の所得が年間 20万円を超えたら、確定申告が必要になります。
- 1年間(1月1日〜12月31日)の収入・経費・控除などをまとめて税務署に報告する手続き
- 毎年2月16日〜3月15日が提出期間
- 国税庁の「確定申告書等作成コーナー」やfreee・マネーフォワードなどのソフトで簡単に作成できます。
以下の記事に詳しくまとめました。

申告しないとどうなる?
- 追徴課税(無申告加算税・延滞税など)
- 最悪の場合、会社にバレる・信頼を失うリスクもあります。
副業が軌道に乗る前から「申告する前提」で動くのが安心です。
以下の記事に詳しくまとめました。

収入が出たら【帳簿】をつけよう
副業での「お金の流れ」をきちんと記録することは、確定申告の基本です。
これを「帳簿付け」と呼びます。
- いつ(取引日)
- 誰と(取引先)
- 何をしたか(内容)
- いくら入った/使ったか(収支)
根拠を明確にすることで税務調査でも胸を張って返答できます。
- クラウド会計ソフト(freee、マネーフォワード)で自動仕訳も便利
- エクセルで管理
時間や手間を節約して副業に集中するなら、クラウド会計ソフト一択です。
副業の報酬明細・請求書・レシート類は必ず保管しておきます。
帳簿をしっかりつけると、経費の計上・決算書・確定申告が圧倒的にスムーズになります。

経費になる?ならない?
副業で使ったお金は「経費」として申告できれば、税金が安くなります。
でも、何でもかんでも経費にしてOKではありません。
- 副業用のPC・スマホ・ソフトウェア
(プライベートでも使う場合は按分) - 打合せや仕事で使うカフェ代・交通費
- 副業に関係する書籍・有料セミナー
- 副業に必要な通信費や一部の光熱費
(自宅兼用の場合)
副業で売上を上げるために使ったものか、が重要です。
証拠として、レシートにメモや用途を添えておくのがベターです。
- 家族の食事・娯楽・私的な買い物
- 「どう見てもプライベート」な支出
以下に経費の考え方の記事をまとめました。

開業届・青色申告承認申請書とは?
副業の収入が出始めたら検討したいのが「開業届」と「青色申告承認申請書」です。
- 「個人事業主として事業をしていますよ」と税務署に届け出るもの
- クラウド会計ソフトから無料で提出
- 出さないと“白色申告”扱いになり、控除やメリットが少なくなる
次に青色申告承認申請書です。
- 最大65万円の控除が受けられる制度
- ただし「複式簿記」など高難易度
- クラウド会計ソフトを使ってラクに
- 開業届と同様に青色申告承認申請書を提出する必要あり
月収3万を超えてきたら「開業届+青色申告承認申請書」を提出してもいいかもしれません。
以下の記事に詳しくまとめました。

住民税・社会保険で気をつけること
30代副業サラリーマンにとって「副業が会社にバレるリスク」は取り除きたいものです。
バレる原因で多いものは住民税です。
副業所得を確定申告した際に、住民税の通知が会社に届く→バレるきっかけになります。
これを防ぐためには、住民税の納付方法を「普通徴収(自分で払う)」にすることが必須です。
- 確定申告時「自分で納付」にチェック
- 会社の就業規則で副業禁止なら要注意
副業で所得が上がっても社会保険料には影響ありませんが、2か所から給与をもらうような副業であれば、社会保険料が高くなる場合があります。
以下に副業と社会保険料の記事をまとめました。

【税金編】まとめ
税金は知れば得。
副業と税金はセットです。
正しく知って、少しずつ準備をしておけば何も怖くありません。
- 収入が出たらしっかりと帳簿をつける
- クラウド会計ソフトを使って空いた時間で副業に集中
- 住民税は“自分で納付”を忘れずに
これだけでも、かなり安心して副業に取り組めます。
【キャリア編】では、副業のスキルアップ、本業のスキルアップ、フリーランスへの道などもあります。
【キャリア編】スキルアップとその先へ
副業は“副収入”を得る手段として始める人が多いですが、それ以上の価値があります。
自分の「得意」や「好き」が収入になり、それが将来のキャリアの武器にもなる。
本業に副業スキルを活かす
副業で得たスキルは、本業にも応用できます。
- 経営者マインド
→ コスト感覚が本業でも活かせます - ライティングスキル
→ 社内資料作成・プレゼン力UP - Webマーケティング知識
→ 自社SNS運用・企画提案に活かせます - デザインスキル
→ 社内報や社外プレゼン資料作成 - プログラミング
→ 業務効率化ツール作成・分析業務に
副業を公言しなくても、成果として活かすことでキャリアアップにもつながるかもしれません。
フリーランスへの道
副業を続けていくうちに、「もっと時間を自由に使いたい」「自分のサービスで食べていきたい」と感じる人も増えます。
30代からの独立は決して無謀ではありません。
サラリーマン→フリーランスのステップ
- 副業で 月5万→10万→20万 と安定収入を作る
- 固定クライアントを2〜3社つける
- 開業届&青色申告の準備
(事業としての土台作り) - 生活費6ヶ月分の貯金を確保
- 退職スケジュールと新年度契約を並行して動かす
「副業=実験場」と考え、小さく始めて、着実に広げていけば独立できるでしょう。
以下の記事にまとめました。

副業で得られるもの
副業を通して得られるのは、お金だけではありません。
- 自分に自信がつく
- 新しい人脈が広がる
- 選べる人生になる
- 会社に依存しない働き方ができる
- 生涯使えるスキルが手に入る
「収入の柱を増やす=人生の選択肢を増やす」ということです。
まとめ
副業は「やってみたい」だけでは何も変わりません。
まずは自分のライフスタイル・得意分野に合ったものを1つ選び、少額でも収益化の体験を積むことが大切です。
「最初の月1万円」が、未来のFIREの原点になります。
- 小さな成功体験を積む
- スキルを磨き続ける
- 本業にも活かす
- 資金を投資にまわす
- 独立も視野に入れる
- 将来の「選べる自分」を育てる
次は税金大全で、FIREに向けた実践を続けていきましょう。