副業を始めたばかりの人にとって、最初の壁のひとつが「経費ってどこまで認められるの?」という疑問。
- 自宅のネット代は経費になる?
- コンビニで買ったコーヒーは?
- 家族と共有してるスマホ代は?
このあたりがあいまいなまま進めてしまうと、損するだけじゃなく、確定申告でミスが出ることも。
この記事では、副業における経費の考え方・判断基準・注意点をわかりやすく解説します!
目次
そもそも「経費」って何?
副業における経費とは、副業で収入を得るために使った費用のこと。
例えば:
- ブログを書くためのサーバー代
- 作業用に買ったパソコン
- クライアントと打ち合わせしたカフェ代
- 副業に関する書籍やオンライン講座の受講料
これらはすべて、**副業で利益を得るために「直接関係している支出」**であれば経費になります。
経費になるかどうかの判断基準は?
**キーワードは「業務のために必要かどうか」**です。
プライベートではなく、「副業のために使った」と明確に説明できるものは経費OK。
【経費になるかどうかのチェックポイント】
- 副業を行うために明確に使ったものか?
- 他人に説明して納得してもらえる内容か?
- 領収書・記録が残っているか?
「グレーだけど…たぶんOKでしょ」は要注意。
あとで税務署に説明が必要になるケースもあるので、“証拠”を残す意識が大事です。
よくある副業の経費の例
経費の種類 | 具体例 | 注意点 |
---|---|---|
通信費 | ネット回線、スマホ代 | 自宅で使用分と按分が必要な場合あり |
消耗品費 | ノート、文房具、マウスなど | 副業用途が明確なもの |
会議費 | 打ち合わせのカフェ代など | 1人での飲食はNGの可能性あり |
研修費 | 副業に関連する講座・セミナー | 趣味や自己啓発系は経費にならないことも |
旅費交通費 | 打ち合わせや取材などの交通費 | プライベート旅行はNG |
水道光熱費 | 電気代など | 自宅で作業している場合は按分が必要 |
グレーゾーンの注意点
次のようなものは、全額経費にするには注意が必要です。
- 自宅家賃 → 副業スペースとして使っていれば“按分”が必要
- スマホ代 → 本業・プライベートと分けられるか?
- 洋服・靴 → 作業着として必要なものかどうか明確に説明できる?
按分(あんぶん)とは?
「この費用の○%は副業で使いました」と分けて計上すること。
経費にするためにやっておくべきこと
- レシートや領収書は必ず保管
- 何に使ったかメモを残しておく(会議相手、内容など)
- クレジットカードや口座を副業用に分けると◎
- 会計アプリで日々こまめに記録しておく
特にクラウド会計ソフト(freee・マネーフォワードなど)を使えば、仕訳の分類や按分も簡単になります!
経費の落とし穴に注意
- なんでもかんでも経費にすると税務調査のリスクUP
- プライベート支出を混ぜると後で証明できない
- 領収書がないと経費にできないケースも多い
副業で利益が出始めると、税務署も注目してくるようになります。
最初から「記録を残す習慣」が超重要です。
まとめ|経費の考え方は「副業の真剣度」そのもの
副業の経費とは、
その活動で収入を得るために本当に必要だった支出か?
という視点で判断するのが基本です。
- なんとなくのノリで経費にするのはNG
- 使った理由・記録・証拠をセットで管理する
- グレーなものは按分 or 経費にしない勇気も必要
そして何より大事なのは、経費の考え方が「副業を仕事として向き合っているかどうか」の姿勢を表すということ。
あなたの副業を“本気のビジネス”にするためにも、経費を正しく味方につけていきましょう!