銘柄概要
エスクリプトエナジー株式会社(旧:エスサイエンス株式会社、証券コード:5721)は、2026年4月1日に商号変更を実施。ビットコインを中核とした暗号資産事業と、系統用蓄電所(グリッド事業)の2本柱で成長を目指す小型成長株です。
YouTuberの三崎優太氏(通称「王子」)が2025年1月に大量取得して以来、個人投資家から高い注目を集めています。
沿革:三崎優太氏の参入以降
2025年1月〜3月
- 2025年1月:三崎優太氏がエスサイエンス株を購入(YouTube公表)
- 2025年1月30日:代表取締役社長が品田守敏氏→久永賢剛氏へ交代
- 2025年3月11日:筆頭株主がKAY LEO BROTHERS LIMITED(セーシェル)へ異動
- 2025年3月17日:暗号資産投資事業の開始を発表(7月からビットコイン事業開始予定)
2025年4月〜6月
- 2025年4月:三崎氏がYouTubeで保有株売却を公表
- 2025年4月24日:三崎氏が「クリプトアセット事業開発担当室長」に就任
- 2025年5月12日:ビットコイン購入枠として5億円の上限を設定
- 2025年6月5日:三崎氏が650万株保有していたことが株主総会招集通知で発覚
- 2025年6月27日:定款変更により「暗号資産の投資および運用」を事業目的に追加
2025年7月〜9月
- 2025年7月1日:三崎氏が保有株売却を公開→株価が310円→235円(S安)→翌日155円(S安)
- 2025年8月14日:第1四半期決算でPTS急落、翌日から上昇転換
- 2025年8月18日:第8・9回新株予約権発行+上限100億円の社債発行枠を発表。資金全額をBTC購入に宣言→翌日S高
- 2025年8月26日:初のビットコイン購入(約5億円、@16,265,000円/BTC)
- 2025年9月1日:ビットコイン投資枠を5億円→96億円に拡大
- 2025年9月9日:BTC追加購入(約25億円、@16,530,000円/BTC)
- 2025年9月19日:BTCC社と業務提携を発表
2025年10月〜12月
- 2025年10月2日:BTC追加購入(約20億円、@17,504,000円/BTC)。累計約50億円(296.24 BTC)
- 2025年11月14日:第2四半期決算。スマートDX事業の廃止を決定
- 2025年12月1日:東証による「公表措置」実施
- 2025年12月15日:商号変更・BTC投資枠を1,000BTCに拡大・第10回新株予約権(株主割当)の無償発行を決定
2026年1月〜
- 2026年1月13日:第10回新株予約権の行使価額が106円に確定
- 2026年1月20日:中期経営計画を公表
- 2026年1月27日:株主優待制度を導入
- 2026年2月13日:UAE法人設立・系統用蓄電所の土地・設備契約締結を発表
- 2026年4月1日:商号変更(エスクリプトエナジー)・UAE法人「S Crypto UAE」設立
- 2026年4月7日:長州周南蓄電所の着工を発表
今後のカタリスト(スケジュール)
株主優待
- 4月10日〜20日:株主優待の抽選
- 4月下旬:当選通知(郵送)
- 5月下旬:当選者(1,350名)へのビットコイン付与
第10回新株予約権(株主割当・非上場)
- 行使期間:4月1日〜6月30日
- 行使価額:106円
- 行使方法:①指定口座へ行使金振込 ②行使請求書を提出 → 10営業日目頃に証券口座へ反映
グリッド事業(系統用蓄電所)
- 4月:長州周南蓄電所(第1号)着工
- 6月:薩摩伊佐蓄電所(第2号)着工
- 11月:第1号完工・引渡
- 来年2月:第2号完工・引渡
UAE事業
- 6月:UAE法人の事業開始(※2026年3月27日に一度延期を発表)
ビットコイン取得計画(中期経営計画)
| 期 | 目標BTC数 | 投資規模 |
|---|---|---|
| 2027年3月期 | 1,500 BTC | 200億円規模 |
| 2028年3月期 | 800 BTC | 150億円規模 |
| 2029年3月期 | 2,300 BTC | 450億円規模 |
| 2029年までの目標 | 5,000 BTC超の保有体制 | |
※市場環境や法規制、資金調達の状況などにより変更される可能性あり
リスク要因
- ビットコイン価格変動リスク:BTC価格の急落が企業価値に直結
- 希薄化リスク:大量の新株予約権発行による1株価値の希薄化
- 東証の公表措置:2025年12月に東証から公表措置を受けており、ガバナンス面での懸念
- UAE事業の遅延:2026年3月に一度延期が発表された
- 三崎氏リスク:影響力の大きい人物の動向が株価に大きく影響
まとめ
エスクリプトエナジーは、BTC価格上昇局面では株価が大きく反応する銘柄です。一方で新株予約権による希薄化や東証の公表措置など、投資リスクも相応にあります。
グリッド事業という実体のある収益基盤を持ちながらBTC積立を行う点は独自性があり、今後の動向を引き続き追っていきたい銘柄です。
※本記事は情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。
